

タンパク質の汚れは、おもにプラスに荷電してレンズに付着しています。クエン酸は、水溶液中でマイナスに荷電しているため、プラスのタンパク質を磁石のように引き寄せて、汚れ取り除いているのです。そしてその作用はレンズケースにレンズを保存の間も続いています。
もうひとつは、ミネラル系の汚れ。涙の中には、タンパク質や脂質ばかりか、カルシウムなどのミネラル成分も含まれています。そのミネラル成分は水垢や黄ばみの原因になりますが、クエン酸には 『キレート作用』といって、カルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラル成分を包み込んで、封じ込める作用があります。ミネラルを封じ込めると、ミネラルによって結びついていた“汚れ本体”を浮かせ、取り除きやすくできるのです。